元和4〜元禄7(浮世絵師:房州)
江戸時代中期に活躍。狩野派、土佐派、長谷川派などの画法を学んだと思われる。挿絵本秘蔵画も多い。町絵師から挿絵本の世界に入り、寛文年間(1661-)末期から版画絵師として活躍流暢な筆致で繊細な彩色を施し特に美人画に優艶な趣を与えた。新興の町民を対象として、吉原の遊女や風俗舞伎などもっぱら当世の風物を描いて人気を得た。版画を主とし肉筆画を従とする浮世絵を自らの実技によって示した。彼が始めて浮世絵師の力が認められた。江戸の町人文化を世界に知らしめる美人画浮世絵はこの美人を生み出した男によって始まったのです。余りにも有名な振り返る美人。しなやかな曲線と鮮やかな色彩を備えた美人画浮世絵の傑作「見返り美人図」=B江戸のメディア界に革命を起こし浮世絵の先駆者となった男が生み出した永遠の美人である。

菱川師宣:見返り美人図
菱川師宣