「過ぎ行きし世の鏡」16世紀中半ば天文期から永禄期(1532〜1569辺り)登場した美人風俗画や世俗的な大和絵と呼称される伝統絵画。 戦国動乱の世が治まり平和な時代になって出現した。浮世という言葉は憂き世の同音仮借ではなく、当世絵、今様絵という意味で現代絵というべき時代の世相を鏡のように生き生きと描写した風俗画の意味である。 彼岸の理想よりも此岸の現実に即し過去や未来よりもただ今の当世風を追う「浮世」の絵であることこそが浮世絵の本質的な姿であった。 だからこそ全ての浮世絵師達は、常に時代の先端を行く風俗画や話題に対して旺盛な好奇心を持ちそれらに敏感に反応したのであり、表現方法においても叉常に新鮮な趣向を凝らし新奇な描写を積極的に試みたのである。 現世礼賛の風俗画であると共に、泡沫の浮世の美しさを愛玩する庶民美術の精華である。 元禄期前後、木版画技術が未発達な時期、肉筆浮世絵は隆盛をみたである。肉筆浮世絵の誕生は江戸時代における町人階級(市民社会)の旺盛な経済力に支えられて創造された享受文化としての美術であり、町人階級(市民社会)の旺盛な経済力に支えられた享楽文化としての美術であり、 かつての宮廷、部下社会の美術=絵画世界とは乖離した江戸という一都市の更には庶民層によって生み出された純粋な庶民文化の所産という極めて特殊な美術であった。 当世風、最新流行といった意味が含まれた、好色の語彙も兼ね合わされていた。つまり浮世絵とは現実の最新の事象を描いた絵画という意味であり、中でも卑俗な庶民の興味・・・遊興と流行の中心地として属に「悪所」と呼ばれた遊郭や芝居が最大の取材源となった。

時代技法など

肉筆浮世絵と浮世絵版画 浮世絵には肉筆画と版画がある。肉筆浮世絵には絵師が紙や絹に描いた直筆画。同じものは二つとない高価なしなであるため、裕福な家の床の間などで干渉された。一方浮世絵版画は、大量生産できて庶民にも求めやすい木版画。肉筆画に比べると圧倒的に数が多く、一般に浮世絵といえば版画とみなされている。(・・・続き)

浮世絵師

様々な絵師による作品紹介

  • 菱川師宣
  • 歌川広重
  • 喜田川歌麿
  • 葛飾北斎
  • 東洲斎写楽長